何度だって賽を振れ。

NEWS沼にどっぷり。

LDHヲタがジャニーズ沼にハマった話。



ハマってしまった。まんまと。狭くて、深くて、キラキラしていて、一度はまったらはい上がれないような沼に。



わたしは生涯ジャニーズが好きだった。少なくとも20年間生きてきた中の半分以上はジャニーズが好きだった。世間一般で言うジャニヲタへの偏見などまったくなかった(むしろジャニヲタの友達には喜んで絡みに行ってた)し、各グループにひとりは推しがいた(だいたい緑か黄色)
私のはじまりを語るには欠かせない存在なのがお母さん。マッチ、少年隊、SMAPと王道ジャニーズを10代のころから追いかけてきたお母さん。わたしが物心ついた頃にはSMAPのファンクラブに加入していた。わたしの人生ではじめてのコンサートは小学四年生であり、SMAPであり、そしてわたしの心を動かしたはじめての王子様は慎吾である。(ちなみにお母さんは剛担である)
物心ついた頃からずっとSMAPという最強グループを見せられて好きにならないわけがない。ホームビデオには『まっぷ!まっぷ!』とテレビにかじりつく3歳にしてジャニヲタ街道まっしぐらなかわいいわたしが写っているし、小学生の頃には本気でお年玉でファンクラブに入りたいと力説している日記も残っている。授業中にはノートの余白に意味もなくつらつらとSMAPの名前生年月日年齢など書き連ね、慎吾が出ている番組がある曜日はとってもご機嫌、ペンケースには慎吾の缶バッチ(非公式)をつけ、コンサートでは遠い遠いSMAPを見てお母さんとはしゃいでいたものだ。

そんな私を根本から改革したのがEXILEである。忘れもしない中学2年生、2009年のFNS歌謡祭。わたしは端っこのほうでキラキラ踊る彼に恋をした。世間一般でいうひとめぼれというやつである。ジャニーズ大好きでEXILE系のことは何も知らなかったので、ググった。ひたすらググった。あの時のEXILEは14人で、三代目がいまにも動き出そうとしている絶好のタイミングで、頑張っている人が大好きなわたしがハマらない訳がなかった。彼は努力家で、かわいくて、かっこよくて、キラキラしていて、真面目で、優しくて、とにかくわたしのどストライクであった。ハマった。2011年冬のライブが最初である。ハマった。どんどんハマった。高校生になってお金に自由がきくようになり、高校生でバイトしている子は少なかった周りの環境だったのにも関わらず、週5でバイト、その中でも土日は丸一日バイト、わたしはそうやって汗水たらして稼いだお金を彼にほとんど費やした。高校生でできる範囲のことは何だってやった。お金があれば年齢なんて関係ないんだなって思った。周りの大人と変わらず動けることを知った。彼らの全国ツアーはわたしの全国ツアーでもあった。近くで見たいからアリーナ席の前列に入ったし、遠征だってしたし、一緒に写真が撮れる券が当たる(かも)という今考えれば運を売るような商法にまんまとかかり同じCDを100枚買ったし、(結局当たらなくてひたすら泣いた)(そのCDがなんとレコード大賞を取った)(R.Y.U.S.E.I.いわゆるランニングマンのやつである)ヲタクを全うした。本気で好きだったし、スキャンダルが出れば相手を憎んだ。彼以外愛せないと思っていた。そんな5?年間。写真を見せればえ?B線だね(笑)え?ブスじゃん(笑)と一蹴されていた彼が、名前を出しただけであー!かっこいいよね〜と言われるようになった。三代目がどんどん売れていくのが嬉しかったし、彼の魅力にやっと周りが付いてきたって思ってた。(それは今も割とガチで思ってる)

突然話が変わるが、わたしは頑張っている人が好きだ。なんでもいい。何かに一生懸命頑張っている人。彼はここでは割愛するが三代目が売れてない時から本当に頑張っていた。いやもちろん他の6人も。そういう頑張り屋なところが本当に好きだった。けれど三代目はどんどん大きくなり、いつの間にかLDHはジャニーズと対抗できるほどの人気をつけ、EXILEかジャニーズか。そういう世間の目になって、大好きだった三代目は、EXILEは、変わった。いや、彼から発される言葉も、思いも、きっと変わっていない。けれど、三代目のメンバーから滲み出るなんとも言えない天狗さが、本当に許せなかった。まあ詳しくは話さないけれど、わたしは三代目というグループが好きではなくなってしまった。EXILEは形を変え、メンバーの脱退を繰り返し、なにがしたいのかまったく分からない。だいすきだったEXILEではなくなった。あんなに頑張り屋さんだったはずの、信じていたはずの彼から、頑張っている様子が伝わってこなくなってしまった。環境が変われば人は変わってしまう。そう思った。



そんなブランクを迎えたわたしの気持ちにすっと入ってきたのがNEWSである。いや、増田貴久のことはずっと好きだった。6人時代のことをほとんど知らない理由は、きっと山下智久の存在が大きいと思う。わたしは山下智久が苦手だ。捨てるのかよ、仲間を。ずっと一緒に戦ってきた仲間を捨ててまで得るものなんてあるのかよ、って。なんだかそんな彼の上から目線というか、そんなところが苦手。(本当にわたしの独断と偏見なので違うよ!って怒る方いますよねごめんなさいスルーしてください)なのでもちろんNEWSに関して関心が全くなかった。いや曲は知ってたけど。ジャニーズを嫌いになったわけではなかったので、歌番組のジャニーズメドレーは大好きだったし、慎吾ちゃんすき~♡♡おおくらくんかっこいい~♡♡まっすーかわいい~♡♡有岡くんまっすー2世じゃんかわいい~♡♡って毎回なってた。←

その時に読んだのがAmazonの商品レビューである。やべー。NEWSのコンサート行きてー。てかこのBlu-rayむっちゃほしいじゃん。なにこれ。なんなら初回限定版ほしいじゃん。いやプレミア価格やん。高すぎる。通常だな。たまたま三代目もEXILEもツアー期間でなく、お金に余裕があったのですぐぽちった。次の日には美恋魂のBlu-rayが自宅に届いていた。本当にAmazon様様である。深夜までドキュメンタリーもぶっ通しで見た。止まらなかった。いや、止められなかった。テレビであんなににこにこしてる人達、あんな辛い思いしてたんだ。まったく知らないのに感情移入した。号泣した。(ちなみに隣でお母さんも泣いてた。おいジャニヲタママなにちゃっかり隣で見てんだよ。あなどれねえ)
え、てか待って、小山ってこんな優しいの?めっちゃ意地悪そうじゃん。え?めっちゃファン好きじゃん。メンバー好きじゃん。なにこれ。好き。え、あんな何も考えてなさそうってかクールなイケメンのイメージしかなかったシゲアキあんな泣くんだ。あんな甘いんだ。あんなかわいいんだ。こんなギャップ見せつけてくるんだ。めっちゃ自分のファンにファンサするじゃん。自分のこと好きな人のこと好きパターンじゃん。そういう人だいすき。結婚して。え、手越って泣くの?手越祐也ってみんなのキラキラアイドルで頼りない末っ子じゃないの?全然ちげーじゃん。むっちゃアツいじゃん。むっちゃNEWS引っ張ってるじゃん。むっちゃかっこいいじゃん。すき。まっすー。言葉は少なくても、NEWSを思う気持ちが伝わってきた。まっすーの笑顔って自然とこっちも笑顔になるなぁって。まっすーのことは少しは知っていたので、キャラも想像通りではあったけれど、ソロでの増田様はちょっと知らなかった。仰天。

チャンカパーナでの4人の顔。嬉しそうに笑う4人はとってもキラキラしていて、あぁ。すっごい幸せなんだなあって。テゴマスあるから解散だね!なんて思ってた、ふたりが脱退した頃の自分を憎んだし、もっと前から、このキラキラした人たちを知っていたら何か変わったかもしれない。そう思った。わたしはそういうものが好きなのだ。悲劇のエピソードから必死で這い上がろうとする姿を見るのか本当に好きだ。だから当たり前に、頑張っている人が好き、というわたしの価値観に、四人はすっと入り込んできた。好きにならないわけがなかった。しかも頑張る理由は私たち、ファンなのだ。自分たちが辛いとき支えてくれたのはファンだから、僕たちはみんなを絶対幸せにします。ついてきて。もう裏切らないから。ずっと一緒だよ。なにがあってもNEWSは変わらない。優しい言葉、温かい言葉、きっと一番不安だったであろうメンバーが、そんな4人を信じてついてきたファンに贈った、揺るがない気持ちみたいなものが、今のわたしには本当に必要だった。必然だったんだと思う。



わたしは"NEWSのファン"になった。心から4人が好きだ。いつ誰に転げおちるかなんて分からない。特にシゲアキ。最近動画とかファンの方のブログとか色々見すぎてまんまとシゲアキ信者になったねーしげちゃん?結婚しよ?←

まあ、そのくらい4人が好き。これから、ファンを大切にする彼らの"ファン"になれることが、本当に楽しみである。